大脳基底核の運動制御
今回は、大脳基底核やパーキンソン病について調べる機会があったため、
その情報を論文ベースで載せていきます。
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1,大脳基底核は最古の脊椎動物が存在しており、食事を食べたり、睡眠したりなど意思に基づく生得的な行動に重要です。
2,大脳基底核の中でも入力核(被殻、尾状核)、出力核(淡蒼球、黒質網様体)にわかれています。
3,大脳基底核は、皮質、辺縁系、脳幹と密接にかかわっています。
4,大脳基底核には運動ループ、認知ループ、辺縁系ループがあり、それぞれ接続している部位も異なります。運動ループは補足運動野と被殻、認知・辺縁系ループは尾状核と前頭前野が重要です。
5,大脳基底核は抑制性の出力を脳幹に送っております。
6,大脳基底核の経路は直接路、間接路、ハイパー直接路に分かれており、運動の発現と停止に重要な役割を果たします。
7,ハイパー直接路は運動を急に停止したり、情報の干渉が生じた際に必要な情報を選択するときに重要です。
8,ハイパー直接路は伝導速度が最も早く、先ほどの急停止などにも説明にもなります。
9,go課題とno go課題により、3つの経路の役割が検証されています。
次に、パーキンソン病の病理と治療に関して載せていきます。。